【役立っている理由】
●目標時間等が明確に指示されており、作業のペースがつかみやすい。（岐阜）
●作業指示はやり易い。（名古屋第一）
●作業者任せになっていたことを標準化できるのは良いこと。でも、細かさはちょっとやりすぎ。（神戸）
●一日の生産台数がわかりやすい。（西神戸）
●作業時間の目安が確認できるのはよい。（明石）
●効率は上がる。（播磨）
●組合の関係で西神戸の若者と話したことがある。若い人には生産管理板は「何も考えないでその通りすれば良いのでいい」と言っていた。（播磨）
●問題点あらいだし役立っている。（坂出）
●次に何をするか聞かなくても分かる。（坂出）
【役立っていない理由】
●トヨタ生産方式を活用できる部分は見習うべきであるが、自動車と共通しない点も多々あるはずであり、何がなんでもトヨタ生産方式を見習ってKPSを推進するのは間違っているのでは?（岐阜）
●管理をする側の数値解析の為と、人を秒刻みで業務に従事させる事しかなく、著しく技術レベルの低下を感じる。標準化された作業を行うのは、意味のある事と思うが全く余裕のない目標値を負わされるのは、安全面、品質面では、全く邪魔でしか無い。（岐阜）
●5年前の導入当初は誰でも同じ仕事ができるように作業を細分化・リスト化するということで、良いことだと感じていました。その当時、自身の知る範囲ですが、事務所の技術者がつくる作業要領書は非常に大雑把なもので、現場ではあまり役に立っていないと感じていました。自身、ある仕事を全く経験のない人と仕事をするにあたって、作業内容を細分化して「誰でも同じ作業ができる」要領書を作り、品質問題を発生させなかった経験があります。その経験からも、分かりやすい要領書は必要だと思っています。しかし、最近は作業工程を１分まで細分化が求められ、作業者は文章を読まずに、時間に追われながら作業をする姿を見ていて、作業者の役に立っているとは感じられません。管理者にとっては、結果が時間で把握できるので喜んでいるようです。しかし、その時間は必ずしも趣旨に沿って正しく入力されていないのではないかと思っています。（神戸）
●書く方に時間を費やし逆に非効率になっている。（神戸）
●タブレットに表示されている作業内容を読んで、それを理解して作業を求められているが、現実はそれをしていない。理由は、作業が１分とか３分とかある。その時間は作業時間だけを意味し、読む、理解する時間は含まれていない。読んで理解するとなると、作業時間は必ずオーバするから、また、繰り返し加工なので何をするか理解していることもあって、読んでいない。また、指示されている作業時間を２分オーバするとその理由を書く必要が生じるので、書かないでいいような対応をしている。生産管理板は自分たち作業者の思いは吸い上げてくれない。一方的に作業を細分化してその実施を要求するだけ。逆らっても仕方ないので従っている。作業の細分化は、リーダクラスの作業者が行っているが、３分以内に細分化を求められているので、彼らはその要求を満たすため、細かく細かく分割している。（神戸）
●生産性向上の名の元に、肉体的、精神的な負担を作業者に負わせている。（兵庫）
●書いてある内容が理解できないことが多い。そんな物を作るのに時間、経費をかけるのが無駄である。（兵庫）
●煩雑なだけでなく、作業を煽られモノづくりに心をこめられなくなる。（兵庫）
●過去に別の会社で品質管理システムの構築と運用に携わりましたが、適材適所に用いられず、全職場一律に運用した結果、生産性は下がり、品質事故も多発、システムの厳格さに耐えられなくなった熟練工の大量離職を招き、最終的には生産現場はベトナム人だけになりました。人件費を抑えたい企業側にとっては良いのでしょうが、品質は確実に低下します。（兵庫）
●人が動き人が組立てる作業なので、どうしても作業者間で品質にバラツキが生まれ管理板だけでは管理できない。（兵庫）
●コンサルタント丸投げ＆言いなりで管理監督者が自ら考えていないように見える。（西神）
●分刻みのスケジュールで、遅れた理由を一つ一つ書かなければいけない。生産管理板を使用すると、使用しない場合の2～3倍時間がかかる。（西神）
●確認行為が無い為戻る事が出来ない。作業者が疲弊してます。新人教育ツールとして限定的には有効。（西神）
●見直しを行わないから。（播磨）
●書くのが時間の無駄。（坂出）
【役立っているかわからない理由】
●最初は抵抗があった。しかし、全社で取り組んでいることなので中止にはならないと考え、うまく付き合うことにした。生産管理板は全て悪いとは思わない。忘れたことが思い出せる良い面もある。一律でなく職場に合わせて運用すればいいが、そのようになっていないのが問題。（神戸）
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