さあ 注目の06春闘です。
全ての組合員と、一緒に働く派遣・入業/パート労働者に賃上げを

 

 

しんぶん赤旗より
賃金・労働条件の改善を求める春闘が全国的に注目を集めています。

日本の大企業が空前のもうけをあげる一方、労働者の賃金水準は7年連続下がり続け、貧困と格差の広がりが大きな社会問題となっています。

財界は大もうけをあげながら「安易な賃金引上げは将来に禍根を残す」 と抑制方針を露骨に表明しています。
これに対し、全労連は、労働者の3人に1人、青年や女性の2人に1人が無権利・低賃金で働いている非正規雇用の労働者に光をあてる運動を重視しています。そして「誰でも月額1万円」「誰でも時間給百円」の引き上げを求めて、すべての労働者を視野に入れた春闘にしていこうとしています。
当たり前ですが労働者は賃金で生活しています。賃金は労働者とその家族が生活の維持と向上できる額であってほしいものです。これを保証することは企業の社会的責任の第一歩ではないでしょうか。

連合に加盟する川崎重工労働組合連合会も久しぶりに賃上げ要求しています。
賃上げ要求額は、06年度と07年度2年間で3000円ですが、今年1月から廃止された定率減税の所得税分と6月の住民税の定率減税半減を考慮すると満額回答でも実質の賃上げとはなりません。
労組は満額回答を引き出すため、一丸となって会社と交渉することが求められています。

2005年度川崎重工の連結経常利益は、公表目標の220億円を達成する目処がつきつつあると社長年頭挨拶で明らかにしています。この利益は、労組組合員や管理職だけでなく、一緒に働く派遣・入業/パート労働者の汗を流しての成果でもあるわけですから、会社は満額回答で労組の控えめな要求にこたえることのみならず、一緒に働く派遣・入業/パート労働者にも賃上げにて利益を還元すべきです。
共に春闘をたたかっていきましょう。

(06.02.19)