川崎重工 エネルギーソリューション&マリンカンパニー・佐渡クリーンセンターの現場で指の切創による休業災害が発生


6月10日(木)に、佐渡クリーンセンターの現場において、20代の現地協力従業員の方が左手薬指、小指を切創する休業災害が発生しました。

被災された方は、ごみ焼却炉内の耐火物補修工事で金物をグラインダーで切断している時に、金物を途中まで切断したあと、左手で金物を折り曲げて撤去しようとしたところ、勢い余って、運転させたまま右手に持っていたグラインダーに当り、左手の薬指と小指を負傷したようです。

4月22日の安全衛生専門委員会では、労組が「グラインダーによる切創災害や、吊り荷にはさまれる災害が後を絶たない状況にある」と指摘しています。それに対し会社は、「各事業所で災害事例を用いた教育や危険体感訓練を実施している」と回答していますが、佐渡クリーンセンターのような現地事業所まで徹底されているのかは不明です。被災された方は、現場に入って10日目ということで、安全教育や実地訓練が徹底されていたのか心配です。

被災された方の早期回復を願うとともに、川重には元方事業者として上記の件も含め、徹底した原因究明と再発防止策を求めます。


(21.06.13)