アスベスト被害で元社員、遺族が川崎重工を訴える

 報道によると、2014年7月22日川崎重工に対して元社員、遺族が中皮腫発症の安全配慮を怠ったとして、神戸地裁に損害賠償の訴えを起こしました。

 原告は、吉田嘉忠さん(72歳)と2012年に死亡された男性(当時67歳)の遺族です。
 吉田さんは1961〜71年、男性は1963〜68年に川重神戸工場の造船職場で石綿を吸い込む環境下での作業を余儀なくされ、退職後の2011〜12年悪性胸膜中皮腫と診断を受け二人とも労災認定を受けましたが、男性は2012年6月亡くなられています。
 原告は「会社には石綿の粉じんを除去し、飛散を防止するなどの安全対策を取る義務があった」と主張されています。

 訴えに対して会社は、「訴状の内容を見ていないのでコメントできない」としています。

 私たちはこの裁判に対して吉田さんが闘病中ということを考慮した会社の誠意ある態度を求めるものです。また、「吉田さんは記者会見で『謝罪もなく、納得いかない。他に裁判を起こしたい被害者もいるはずだ』」(2014/7/22毎日新聞電子版)と訴えられていますが、誰にも相談できないで困っている方がいれば私たちへの相談お待ちしています。

(14.07.31)