芦屋「9条の会」7周年記念の集い

 読者の方から「芦屋『9条の会』7周年記念の集いに参加しました」という投稿がありましたので紹介します。


 芦屋「9条の会」7周年記念の集いに6月9日参加しました。
 300名を越える大盛況でした。
 作家・社会運動家雨宮処凛 (かりん) さんとのトークがメインでした。
 トークは、コーディネーター小橋かおるさん(神戸大学講師)。
 対談者雨宮処凛さん、中嶌(なかじま)聡さん(大阪ユニオン書記長)で行われました。
 トークの最初は貧困格差から始まり、平和運動、原発そして9条へとトークは進んでいきました。

 雨宮処凛さんの言葉として印象的に残った点としては、
−「芸能人の生活保護給付がマスコミを賑やかすなかで、扶養条件厳格化の危険性がある。
−生活保護受給者の内、不正受給者は1.5%。金額にすれば0.3%であるにもかかわらず、パチンコ通いしてのうのうと暮らしているという表面的なことしか一般的にはとらえられていない。」
−「アメリカの劣化ウラン弾投下によりイラクの子供達の健康被害の悲惨さを現地で体験し、3.11原発事故で日本でも同様な事態が進行していることに気付き、原発がどのように危険なものかを再認識し今脱原発に取り組んでいる。」
 でした。
 雨宮さんの運動には現場を通じて、認識を深めていくということが貫かれています。

 平和運動についての問いかけに対して中嶌さんが、「まわりの労働者が過酷な労働条件のもとで働かされている。何も考えられない状況から文化的な要求を満たす時間を確保する労働運動が平和運動につながると信じている」と語っていたことに共感しました。

 トーク終了後会場から芦屋駅まで約1時間かけて雨宮さん達を先頭にアピールウォークを楽器・踊りを交えて賑やかに行いました。
 芦屋9条の会として、アピールウォークは初めての試みとのこと、閑静な住宅街のなか「原発再稼働反対」の声が鳴り響きました。

(Y.H)


(12.07.09)