播磨工場で死亡災害発生−

 また、川重の工場で働く仲間が労働災害で亡くなりました。災害の詳細はまだ公表されていないので詳しいことは分かりませんが。私たちは、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに家族の方々に心より哀悼の意を表します。同時に、これらの災害を二度と起さないため、会社に対して安全対策の徹底を強く申し入れるものです。

 事故は2006年10月30日午前9:00頃、播磨工場南エリアにあるLNG棟の南側で、川崎プラントシステムズ(株)の実験装置で起きました。川重の協力会社で働く49歳の男性が、5階足場で作業中に足を滑らせ13m下に背中から転落し、頭を強く打って亡くなられました。
 ここのところ川崎重工では、比較的大きな災害である休業災害が増える傾向にあり、とくに、協力会社の労働者の重大災害が増加しています。その背景には、正規社員を削減し、派遣社員や請負会社による作業が増えている実態があるのではないでしょうか。つまり、正規社員から派遣社員などの非正規社員へ急速な労働者の置き換えが進んでいることが見て取れます。
 危険な作業もこのような非正規社員が行うケースも多く、立場上いやとは言えないこれらの労働者は安全管理や指示の徹底もおろそかになりがちです。事故の詳細はわかりませんが、このような痛ましい事故を二度と起こさないためにも、労組は会社に安全対策の徹底を申し入れるべきです。

(06.11.05)