これでいいのか、日本の食品・・・廃棄食品横流しを考える
読者の方から「これでいいのか、日本の食品・・・廃棄食品横流しを考える」という投稿がありましたので紹介します。
先日、廃棄されるべき冷凍ビーフカツやチキンカツを横流しして、再び店頭に並べるという事件がありました。
本来なら処分すべきものを、偽ってスーパーなどで売り、メーカーからの廃棄処分費用と安値販売の売り上げの二重に儲けるやり方には本当に腹が立ちます。
同時に今の日本での食品製造・販売はこれでいいのかと、疑問に思っています。
スーパーやコンビニの店頭には多種多様の食品が並べられていますが、食べきれないほどの量です。実際、私たちが口にしている量と同じくらいのものが廃棄されているといいます。
大量に生産される食品が店頭に並ぶまでに、賞味期限切れ寸前になるものが流通の途中で大量に出るそうです。もったいないけれど廃棄するしかないので処分業者に引き渡します。そのときに法律の不備、行政の監視が不十分なことから、抜け道を利用して悪徳業者が横流しをしたというのが事件の原因です。
確かにひどい話で、こんな業者が出ないような仕組みが必要です。
でも考えてみたら、私たちの生活に大量の加工食品が必要なのでしょうか?
調理も簡単で手間いらず、残業で遅くなってもすぐにできる、そして輸入食材なので安い、コンビにでは24時間売っている、確かに便利ですね。
ここには、生活に追われているために料理作りを楽しむ時間もない、安直な食生活があります。
大量生産・大量廃棄、その裏で暗躍する悪徳業者、加えてそれを許している今の日本の政治と暮らし、どれも問題だらけです。(MU生)
(16.03.06)