退職慰労金はおいくら?
182期定時株主総会、5号6号議案をご存知ですか!?
今月6月28日(火)は川重の182期定時株主総会です。
第1号議案「182期利益処分案承認の件」から始まる議案は、
第5号議案「退任取締役及び退任監査役に退職慰労金贈呈の件」
「当社の定める一定の基準に従い、取締役(4名・・在任2〜10年)については総額294,150(千円)、監査役(2名)については24,585(千円)・・を贈呈することにいたしたいと存じます」第6号議案「取締役ならびに監査役退職慰労金制度廃止に伴う退職慰労金精算支給の件」
「・・制度廃止に伴い・・在任期間に対応する退職慰労金の精算支給を行いたく・・、取締役(7名・・在任1〜13年)についてはで総額355,350(千円)、監査役(2名)については総額8,280(千円) といたしたいと存じます」
で、総会議案が締めくくられています。
一般労働者が見て「エッ〜!」と驚く (表1) | |||||||||||||||||||||||
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単純に電卓をはじいてみて、
退職慰労金が取締役1年在任でおよそ980万円(10年在任で9800万円)
監査役1年在任で300万円(5年在任で1500万円)
退職慰労金精算では、取締役1年在任で退職慰労金がおよそ1,316万円
(13年在任で1億7,109万円)、監査役1年在任で207万円(3年在任で621万円)
このトップの人達を支えている川重の多くの労働者は、好むと好まざるに関りなく、仕事だけが人生なの?と言う生活を送っています。
裁量労働制や業績給、「ターゲット」による労働条件の切り下げなど、矢継ぎ早の制度変更には誰もついていけな〜い職場。
「収益力の低迷、為替変動・・(だから)分社しました」と言う川重。労働者の責任でもない責任を背負い、労働者は長時間労働と「サービス残業」で疲労とストレスをためつつ、家族と生活のため頑張っています。
多くの派遣労働者の方も、今や職場の大きな戦力として、言われた期間だけ言われた仕事をしつつ、川重を支えています。
この物づくりの川重を支えている私たち労働者の報酬と、「退職慰労金」はあまりにもかけ離れていませんか!
(05.06.17)