「はぐるま」 2022年 新年号
NO.250



関帝廟・神戸市(M.F)
Contents
 夏の参院選で憲法を生かす政治へ
 働く人々の人権が尊重される大転換の年に!
 まともな生活ができる大幅な賃上げを
 大河
 2021年度冬季一時金支給に不可解な点が?
 生産管理板アンケート結果の分析と提案について
 読者の広場
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夏の参院選で憲法を生かす政治へ


新年明けましておめでとうございます。

昨年の衆議院選挙は、共産党を含む野党共闘が初めて政権交代を目指しました。結果は、自公と維新などの改憲推進派が3分の2議席を獲得しましたが、野党共闘は自民党を激しく追い詰め、次に繋がる成果を発揮しました。

軍拡・改憲の岸田政権

岸田政権は昨年、補正予算に過去最大の軍事費を計上し、軍事費は初めて6兆円を突破しました。また歴代政権が憲法違反と解釈してきた「敵基地攻撃能力」保有についての検討を表明し、憲法改正を押し進めようとしています。自公政権の下で、格差と貧困は拡大し、コロナや環境危機などに“もろく弱い社会”となっています。あらゆる分野での行き詰まりが深刻化し、憲法が脅かされています。

憲法守り希望ある日本へ

いま政治に必要なのは、異常な格差と貧困を解消すること、コロナ禍から国民の命と暮らしを守り、富裕層と大企業に応分の負担を求め、消費税は5%にすることなどです。そして世界の流れに連帯し、ジェンダー平等や気候危機打開に取り組み、世界で唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約に署名・批准することではないでしょうか。

夏の参議院選挙では、野党共闘をさらに前進させ、自公と維新などの改憲勢力の改憲の発議を押しとどめ、憲法9条を生かして、国民が希望を持って暮らせる政治への転換に踏み出しましょう。



 
働く人々の人権が尊重される大転換の年に!

川崎重工は、グローバル企業として、世界の流れや人権尊重を重視しているのでしょうか。

職場で一人ひとりの人権がまもられているか

昨年、コロナ禍で操業が減少したことなどを理由に、航空宇宙システムカンパニーの一部工場では休業や出向・応援が実施され、同工場や西神工場などでも、厚生労働省等の「派遣労働者の雇用維持」の要請にも関わらず、「契約満了」とする派遣社員の大規模な雇い止めが行われました。

また、「自律的事業経営を徹底」などを理由に、車両とモーターサイクル&エンジン事業が分社され、シールドマシン事業も分離されて日立造船と合併しました。

人事面では、年齢給が廃止され、「能力・役割・成果」をより重視した処遇・評価となり、生計費が増えても昇給しなければ上がらない「新人事処遇制度」が導入されました。A1・G1等級は、17万円の職能給基本額となっており、とても自立できる賃金水準ではありません。多くの組合員は、コロナ禍による世帯収入が減少するなか、一時金支給が約4ヵ月にとどまり、「将来設計が出来ない」などの声もあがっています。

「KPS生産管理板」を使っているほとんどの工場から、分・秒刻みの作業の追及で仕事に集中できない、神経が極度に疲れるなどの悲痛な声が寄せられました。中には、「罵声を浴びせられ、反論を一切封じる」「特に派遣はロボットの様に扱われる」「早朝から夜遅くまでサービス残業している班長を見かける」などのパワハラ的指導やコンプライアンス違反を告発するものもありました。

このように職場では、「人権」(人間が人間らしく尊厳をもって幸せに生きる権利)より、「総労務費の圧縮」「2021年度の経営黒字化」を旗印に、目先の利益、株主の利益が優先されています。これでは、職場風土を荒廃させ、パワハラ自殺や重大な品質上のトラブル、労働災害などが起こりかねません。

「人権」をキーワードに働きやすい職場を

世界では、国連・ILO主導のもとに、持続可能な社会と経済発展の実現をテーマにビジネスにおける人権尊重を目指す動きが、欧米諸国を中心に広がっています。国連は、コロナ危機のもとでも、企業は人権尊重に焦点を当てる旨を述べており、それが「将来の危機へのより良い準備」につながると指摘しています。

川重は、国の指針に沿って、誰もが人権を尊重し合う社会の実現を目指す『Myじんけん宣言』を社長名で行っています。目先の利益を追わずに、経営のすべての分野に人権尊重を貫き、、長時間労働の是正はもちろん労働時間の短縮や「雇用は正社員が当たり前」、ジェンダー平等、「8時間働けば普通に暮らせる賃金」などに取り組み、世界に誇れる企業を目指すべきではないでしょうか。

職場に「人権」を据えるには、日常普段に現状を点検し、それを守り発展させる運動が大切になります。私たちは、みなさんと力を合わせて奮闘する決意です。



まともな生活ができる大幅な賃上げを


世界の主要国の中で、日本だけが30年間「賃金が上がらない異常な国」になっています。

川重でもコロナ禍で世帯収入も減少し、会社最低賃金が地域別最低賃金に抵触するとの声も寄せられ、生活が困窮し、大幅な賃上げを求める声はいよいよ切実です。

コロナ危機から日本経済を立て直すためにも、大幅な賃上げで家計消費の拡大が必要になっています。

私たちが実施した「要求アンケート」では生活向上のため月額2万円以上、時間給で200円以上の賃上げ要求が多数でした。川重の内部留保「約5200億円」の1%を引当てるだけで大幅賃上げは十分可能です。

多くの非正規社員には時間給1500円以上を保障し、下請け単価を引き上げる。これは大企業としての社会的責任です。

川重労組は、「職場の声こそが、交渉を前に進める原動力」と述べています。生活実態に基づく切実な要求を労働組合に結集するために、職場から声を上げていきましょう。


【大河】
「ショウヘイ・オオタニ」(エンゼルス)2021年アメリカン・リーグMVP(最優秀選手)に満票で選出。米タイム誌も「世界で最も影響力がある100人」の一人に選出。二刀流での輝かしい成績だけでなく、ファンやメディアに対する紳士的な対応も評価された。

シーズンの後半はメジャー歴代最多タイの四球と厳しいコース攻めに苦しめられたが、帰国後の初会見では、「落ち込むことも含めていい一年だった」と語った。大リーガーが自分を高く評価し、成長の機会を与えてくれたと楽しむ、なんと並外れたポジティブ思考ではないか。

それは、すでに高1の時にまとめた目標達成シートにあった。8球団のドラフト1位指名の目標を明確にし、その実現のために、体力や技術だけでなく、仲間を大切にする・感謝・あきらめない・リスペクトなどの人間形成の課題をあげている。

ごく普通の少年を育んだのは、一人の人間として尊重し、楽しくやるためにどうしたらよいかを考えさせる父の指導であった。さらに、高校の監督がじっくりと人間的にも伸びやかに育てた。そして、いま大リーグは、大谷の「不可能を可能とする」楽しい挑戦の場となっている。

人間より利益優先で、「能力・役割・成果」での競争と格付けの場となっている企業はどうなのか。社会に役立つものづくりに、仲間と共に挑戦する「楽しい場」になってほしい。

エンゼルス・マドン監督が熱く語る。「彼の野球人生は彼のものであって、私のものでもエンゼルスのものでもない。大谷は・・自由にプレーしたかったはず。だからそうさせてあげることにしたんだ・・大谷は心から二刀流を楽しんでいる。楽しむことがどれほど成功の原動力になるか軽く見てはいけない」


 

2021年度冬季一時金支給に不可解な点が?

昨年の冬季一時金は、平均支給額590,284円、平均基準賃金の1.875ヶ月で妥結しました。
支給算式は、今回から新人事処遇制度の算式を適用することとなり、V・A系列とG・S系列は以下のように別々になりました。

V・A系列:(基準賃金×支給係数+個人業績額)× 出勤係数 - 秋季支給額 
G・S系列:(基準賃金×支給係数+職能資格別全社業績額)× 成績係数 × 出勤係数 - 秋季支給額 

支給係数は1.77096
職能資格別全社業績額は0円 (全社業績反映部分が4ヶ月を下回ったため)

支給月数

Ⅴ・A系列:1.77096ヶ月+個人業績額の月数分
     (個人業績額:A1 17,430円 ~ V3 88,881円)
 
G・S系列:1.77096ヶ月 
(支給算式の出勤係数と成績係数が1の場合) 

このようであれば、G・S系列が妥結の1.875ヶ月にならないので不公平ではないでしょうか。



生産管理板アンケート結果の分析と提案について

昨年、ホームページにて「KPS生産管理板の運用・評価に関するアンケート」を実施し、その「アンケート結果」および「アンケート結果の分析と提案」を掲載しました。

生産管理板は一つの道具ですが、職場環境や運用の仕方で様々な問題を引き起こしていることがわかりました。その解決策を提案していますので、ぜひホームページを読んでいただければと思います


読者の広場 
UPDATEでアップップ
セキュリティ強化のため等でアプリのインストールや、設定変更作業の要請が来ます。その作業は、各自が行うことが前提で、手順や作業内容を理解するにも時間がかかります。これを各個人にそれぞれやらせるのは、多大な工数が発生していると思われます。こうしたアップデートは、専任の人がまとめてやるのが効率的なのではと常々思っています。windowsアップデートのように、自動でやってくれるとか、クリックするだけとかが出来ると一番良いですが。
(明石・ 無駄なのは私じゃない)
箱根駅伝で思ったこと
主催者メッセージで「沿道での観戦、応援はしないで下さい」のテロップが時々流れる中、沿道での多くの応援する人々の姿がテレビで映し出されていました。通勤ラッシュの人混みと違って、風も吹き換気の心配もない野外での、マラソン応援をするなという要請は、いかにも一貫性がなく、説得力に欠けるだろうなーと思いました。
(感動したN)
今年の抱負
会社が「社員」ではなく、社会的地位としての「会社」のための経営方針を出している今だからこそ、「会社」ではなく「社会」のために役立つ仕事をすることで、自らの価値を高める。
(神戸・のぶさん)
共存者?
最近オミクロン株の市中感染が話題になっています。聞くところによると、従来の株に比べ感染しやすいものの重症化しにくいとか。短絡的かもしれませんが、インフルエンザ同様どうせ共存しないといけないのなら、重症化しにくい相手の方がいいな、と思うのは私だけでしょうか。    
(神戸・雪男)
もらいましたが?
子育て特別給付金いただきました。現金10万円もらえましたが、それよりも保育園の減額とか給食費補助とかそういうのに使ってもらった方が生きたお金になる気がしますね。。
(神戸・N子)
総理の賃上げ要請
岸田総理が、企業への賃上げを要請しました。皆さん本当に上がると思いますか? 仮に上がったとしても別の所から分取りに来るのが目に見えています。コロナで税収が落ち込み支出が増えてますからね。
(明石・AKZ)
本拠地 制覇
抱負は、国内のプロ野球場本拠地を制覇することです。オリックスのファンで、「ほっともっとフィールド神戸」にはよく観戦に行きますが、初めて行った、広島球場でまた違った魅力に感動しました。いろいろな球場に足を運び、新しい感覚を発見できる1年にしたい。
(神戸・熱烈ファン) 
イキイキ!SEIK
昨年11月にエンゲージメント向上活動として6人の女性が参画メンバーとなり、従業員同士が相互に協力、尊重しながらイキイキと働くことが出来る組織作りを進める精機Divの活動が始まりました。『イキイキ!SEIK』創刊号の発行や油圧ポンプのペーパークラフトが配布され、作品コンテストが実施されるようです。
(カワるサキへ)
西神戸もカワるのかな?
精機DIVでは昨年度からエンゲージ活動として、女性PJによる様々な活動が始まりました。西神戸製品のペーパークラフト配布など、変わった趣向もあり、とても良いものです。

その中でもTEAMSを利用した事業所内向けのSNSなどもあり、いろいろな人がいるなと楽しみにしてます。しかし出来るだけ色々な方がまんべんなく関われたらいいのでしょうが、一部見たくない方の投稿が多々あり。ブロック機能を付けて欲しいですね。
(桜坂10年生)
はぐるま」に一言
はぐるま秋季号に、「リモートワークは一時的な利用に」との提言がありましたが、私はそうは思いません。通信費や光熱費の負担の問題ほか、デメリットは確かにありますが、警報が出るような天気の日は、特にリモートワークって良いなと思います。ですので、今後の方向性としては、デメリットの出来る限りの解消を目指しつつ、リモートワークは推進していくのが良いと私は思います。
(リモートワーク推進派IJ)
 「はぐるま」への期待の一言
新人事処遇制度、DXなど新しい会社に変わろうという試みを進めていますが、まだまだKPSなどの古い考え方にしがみつく人が多いようです。新しい試みの是非も含めて、今後も新たな視点からの批判をお願いします。 
(たこ焼き大好き)
ストライキを起こす時がきました。会社は、ついに現場を道具として使い始めました。未だに業務負荷変動を無茶な残業でやり過ごそうとします。すぐに正さなければ終わります。「はぐるま」には纏め役を期待しています。  
(機械くん)
壬寅(みずのえとら)
「壬」は「妊」の一部で「生まれる」という意味。「寅」は「演、延」が由来といわれ「人の前に立つ」「成長する」という意味。
即ち「新しく立ち上がる」「生まれたものが成長する」一年になるとのこと。
はぐるまも更に立ち上がってください!
(明石・5番アイアン)
昨年はKHIだけでなく日本全体も激動の一年でしたが、新年を迎えるにあたり、「はぐるま」には今年も信念を持って、従業員皆が良い暮らしに近づける様に意見発信をお願いします。これらが少しでも経営陣のもとに届き、会社ひいては日本の社会が変わっていくきっかけになればと強く期待してます!
(西神戸の星)
コロナ禍の中、これまで当たり前だったことができなくなり色々とがまんを強いられてきました。今年こそは徐々にでも当たり前を取り戻し、幸せを感じながら日々を送れたらと思います。そのような明るい記事を楽しみにしています。
(神戸・また始めればいいじゃん)
困った際に親身になって相談を聞いていただきありがとうございました。また、的確なアドバイスもいただき、大変助かりました。岐阜からも応援しております!
(岐阜・K) 


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