「はぐるま」 2022年 夏季号
NO.252



富良野(北海道)
Contents
 生き生きとした職場の実現を
 中国出向中の過労死事件 会社は誠意ある対応を
 平和とくらしが大きく問われた参議院選挙
 大河
 問題の指摘が続くKPS生産管理板
 夏の一時金 個人業績額67.9万円も
男女賃金格差開示を法律で義務化
 キャリア採用(中途)入社されたみなさんへ 
 読者の広場 
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生き生きとした職場の実現を


企業が持続的発展をしていくには、そこで働く労働者が明るく活力をもって働けることが大切です。残念ながら現状は、メンタル疾患、自殺者、青年層の離職、パワハラ、長時間労働などがあり、生き生きとした職場には、ほど遠いものになっています。

職場の現状は

分社化や、新人事処遇制度、KPSの個人別生産管理板などは、労働者の分断と働く意欲・能力を損なうものになっているのではないでしょうか。また職場の4割以上を占める非正規社員の多くは、共に働く仲間であるにも関わらず、ボーナスも退職金もなく雇用の調整弁にされています。

「生き生きとした職場」をつくるために

私達の職場綱領では、次のような提案をしています。

「働くすべての人の生命・安全を守ることを第一に、個人の尊厳を尊重し、自由に意見が言えて能力が十分に発揮できる職場をつくる」

具体的には、次のような内容です。

こうした取り組みにより、各人は将来設計ができ、安心して働ける職場がつくれます。おのずと労働意欲がうまれ、生産性は向上し、企業の持続的発展にもつながります。

会社や労働組合は、自由に意見が言える、風通しの良い職場づくりを、さらに進めていくことが重要です。

はたらく者が生き生きとし、個人が尊重される職場づくりに、皆さんとともに取組んでいきましょう。


 
中国出向中の過労死事件 会社は誠意ある対応を

2013年7月、中国合弁企業へ出向後、わずか3か月余りで赴任先マンションから飛び降り、愛妻と愛娘二人を残して自死(享年35歳)された痛ましい事件がおきました。ご遺族は川崎重工を相手に今年5月12日に神戸地方裁判所へ提訴されました。

社会常識に反する会社対応

会社は、この事件について「負担となる仕事はない」と過重労働はなかったかのような説明をご遺族へ繰り返し、過労が原因とする労災認定がなされた後も、なお事件と向き合うことなく、無責任極まりない対応を続けています。

トヨタ、電通、三菱電機などの過労死事件では、労災認定後に会社とご遺族が和解しています。しかし川重は、ご遺族に対して一言も謝罪せず和解を一切拒否しています。従業員が赴任先で過労により亡くなっているのに、ここまで冷酷な対応が取れるのかと驚きを隠せません。

株主総会で虚偽報告

ご遺族に対して、育英扶助年金支給を4月分で打ち切ると、6月15日付け書面で通知しておきながら、6月24日の株主総会では、「残されたご家族の育英と家庭生活の安定をはかるべく、経済面での補助を継続しています」と虚偽の報告を行なっています。

この虚偽報告は、「コンプライアンスを徹底する」という、社長自らの宣言にも違反するものです。

ご遺族は、係争関係に入ると年金支給打ち切る規程について、「川重がお金で遺族を黙らせようとする体質の会社であることが良く分かった」と述べられています。

ご遺族に謝罪することこそ誠意ある態度

会社が、事件当初からご遺族の方にきちんと謝罪し、再発防止に取り組んでいれば、裁判で争うこともなく、社会的な信用を損なうことにもならなかったのではないでしょうか。

会社は、安全への配慮が不十分だったことを認め、ご遺族に心から謝罪し、同じような事件を繰り返さない対策を徹底すべきです。


平和とくらしが大きく問われた参議院選挙


今年の参議院選挙は、改憲・大軍拡の大合唱のなか、9条を生かした平和と、物価高騰などから、くらしを守ることが問われた選挙でした。野党共闘は限定的で、一本化できた青森、長野、沖縄3県で議席を獲得しました。結果、自民・公明、維新、国民などの改憲勢力が、改憲発議に必要な3分の2の議席をしめました。

国民は改憲に“信認”を与えていない

岸田首相は、開票翌日に自衛隊が米軍とともに海外で戦争することを可能にする「憲法改正に取り組む」と表明しました。しかし出口調査では、有権者が重視した政策は、景気・雇用、年金・介護・医療対策であり、改憲を望む声はわずかでした。今やるべきことは、改憲や軍事費2倍化で、世界第3位の軍事大国になることではなく、国民のくらしを守る政治への転換です。

立憲野党の本格的な共闘で、憲法9条を生かした外交により東アジアに平和をつくり、消費税減税や賃上げ促進などにより、国民のくらしを守る政治を、実現していきましょう。

【大河】
民主主義の最も重要な基盤である選挙期間中の7月8日、安倍晋三元首相が銃で撃たれ亡くなりました。政治家の命を狙う卑劣な蛮行は、国民への攻撃であり、民主主義を圧殺するもので、断じて許せません。この事件と民主主義との関係で、何が投げかけられているのかを考えてみます。

一つは、労働者・国民のあらゆる分野は、力あるものが勝つという「力の論理」が支配的で、まともな暮らしをしたいという要求や願いがあまりにも政治に反映されにくいことです。

これでは、民意で政治を変えて行く民主主義が、実生活から育ちにくく、暴力やテロに訴える環境をつくります。選挙での低投票率や世間を震撼させる事件の増加はその現れなのでしょう。

二つは、日本の支配勢力は、反共主義(共産党や共産主義を排斥)であれば、民主主義に敵対する旧統一協会とその一体の反共謀略団体である「国際勝共連合」さえも政治的利用してきたことと、その甚大な影響です。

安倍氏の祖父・岸信介元総理に始まる癒着関係が自民党やその政権だけでなく、他の反共野党まで浸透し、警察や行政の動きが封じられてきました。その結果、旧統一協会等の霊感商法被害が1237億円、隠れた被害者100万人超の史上最大の消費者被害を生み出したのです。また、今なお根強い反共攻撃・反共偏見が民主主義の発展の足かせとなってきました。

岸田政権は、安倍元首相の国葬を、国会審議もなしに閣議決定しました。「民主主義を断固として守り抜く」ためと述べていますが、その強行は民主主義と憲法・平和を壊し、戦争への道を強めるものです。

しかし、国葬の世論調査では、反対が賛成を上回る結果も出るなど、憲法五原則に基づいた粘り強い運動が日本の民主主義を着実に成長させています。


 

問題の指摘が続くKPS生産管理板

昨年、KPS生産管理板アンケートを実施してその結果を8月、結果の分析と提案を11月にホームページに掲載しました。職場からは、依然として問題を指摘する切実な声が寄せられています。

職場から問題を指摘する声

生産部門では、コンサルに対して、「私たちの意見は一切通りません」など、依然としてパワハラ的指導により、「離職者も生まれている」との声もあります。「KPSを導入してから仕事にやりがいや、楽しみが全くありません」、「コストのことしか考えてない。安全、品質、愛情なんてこれっぽっちもありません」など仕事に情熱を失うような意見も出ています。

今は設計部門にも運用が広まり、「現場の生産性を高めることを重視して、設計への負担が増えている」など作業量が増えて、夜遅くまで残業する状況が生まれています。

働くものに寄り添った運用に

コストが最優先され、KPS本来の「品質確保の目的」が置き去りにされている状況が一部にあり、仕事に対してのやりがいを失う状況も生まれています。

会社も職班長研修を通じて業務負荷が増えて、不満や精神的な疲弊などを指摘する意見があることを承知していると述べています。

今のKPS生産管理板の運用のやり方に問題がないのか、検証する必要があるのではないでしょうか。


 
夏の一時金 個人業績額67.9万円も

今年の夏の一時金平均支給額は、昨年の677,054円より145,690円増えて822,744円となり、多くの従業員から昨年より増えたとの声を聞きます。業績反映部分のV/A系列の個人業績額は、職能資格V3で0円から67.9万円、A3で0円から29.8万円など個人業績額が目を引くものとなっています。

業績評価に疑問の声も

会社は、新人事処遇制度は能力・役割・成果に応じた処遇で、成長と挑戦への動機づけを行う制度と言っていますが、社員からは、「業績額が納得いかない」、「評定者とC&C面談を1回も実施していない」、「業績評価の内容が理解できない」といった声もあがっています。V/A系列と基幹職の支給算式は複雑で、評価の内容が理解しにくくなっています。

一時金は上がらない賃金を補い、家族の生活を支えるために重要な収入です。会社が言う、生き生きと働く職場、成長できる環境は、従業員と家族が安心して生活できることが土台であり、個人業績額で大きな差をつけることではありません。


 
男女賃金格差開示を法律で義務化


義務化された内容は

今年7月から「女性活躍推進法」の改正により、301人以上を常時雇用する事業主に、男女賃金格差の開示が義務付けられました。男性労働者の平均賃金に対する女性労働者の平均賃金の割合を、全労働者・正規雇用労働者・非正規雇用労働者の区分で、公表しなければなりません。

賃金格差の実態

女性の平均賃金は、正社員で男性の平均賃金の7割台です。非正規労働者を含む平均給与の男女差は、年間で約240万円、40年間勤務でおよそ1億円にものぼります。

男女の賃金格差の公表が義務化されている欧米諸国では、格差の是正に努める企業ほど、将来性と競争力が評価され、企業価値も上がるとされています。今回の義務化は賃金格差是正への第一歩です。政治の責任で、企業に格差をなくす具体策をとらせることが求められます。



キャリア採用(中途)入社されたみなさんへ

採用条件とは違った業務を担当させられたとか、待遇差があるといった話を聞きます。何か困っていることがありましたら、下の宛先へ情報をお寄せください。
 (HPからも送れます)



読者の広場 
またコロナで宴会中止?
コロナ感染が増えてきて夏休みの計画が立てられないです~。

そろそろ飲み会も出来るかと期待もしていたのに。

近々の飲み会としては、今年社長表彰を受賞した先輩から奢っていただく予定でしたが、もらった賞金が、個人に配りすぎだと回収されてしまい、それもなくなってしまいました。

たいした金額でも無いのに、社長表彰ってそんなに軽いものなのかな。
(精機の設計部隊その1)
思い上がりサイト
就活情報サイトが、「底辺ランキング」というのを発表しました。何れも我々の生活に不可欠な仕事ばかりです。
(AKZ)
情報システムの内製化を目指しては
従来のような外注先まかせの情報システム構築は、仮設検証し捨てるリスクを取れないため、巷では内製化を行う企業が増えてきています。

先進的なシステムが欲しければ、急がば回れ、内製化が良いのでは。
(コロナに負けない)
死亡災害から1年
死亡災害から、1年が経とうとしていますが、岐阜では良くも悪くも教育や研修ばかりして、現場が何も考えなくなり、ロボットになりつつあります。
(岐阜・K) 
暗がり弁当をやめて
節電対策の一環で昼休み中の事務所は消灯され、自席で昼食をとる人は暗がりで食事をしています。照明を必要としている人に、せめて食事時間だけでも照明を消さないでください。みんなどうしているの。
(キャラ弁愛好女子)
世界の恥
安倍元総理は護衛されている中で銃撃され死亡した。国民は適正な収入を得られない中で搾取され生殺し。

先進国ではありえない。この国は世界の恥。
(機械くん)
新ビル建設中
新ビル建設工事が進み、正面玄関になる場所には、大きな桜の木やアジサイが有りましたが、伐採され、木霊鎮め(こだましずめ)が執り行われていました。

季節になるときれいに花が咲き、夏は日影となり、癒やされていました。
また、自然豊かな工場になります様に!
(西神戸のサクラ)
手間なパスワード
パソコンのパスワードが多すぎる、一つ更新すれば、全て同じにして欲しい。
(C&Cはいらない女子)
某市長のツイッター
市長が明石市内に事業所を置く大企業「A社」の市税情報の一部をツイッターに公表し、つぶやいた。

過去5年分の法人税割が0になっている。それについて「ゼロってなんだかなぁ」とコメントしていました。

色々問題はありますが地域に貢献してないの?「A社」って、川崎重工なの。もっと地域に貢献しましょう。
(汗びっしょり川崎マン)
カフェポイントにひとこと
カフェテリアポイントですが、年齢により金額が決まるのでなく、入社の年数で決めて欲しい。給料も少ない分、ポイントは多くしてほしい。
(ちゃりママ)


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