メディアを考える市民のつどい 安倍政権と一体の組織極右「日本会議」の全貌

 9月19日(月)戦争法案が強行採決されてから1年がたったこの日、NHK問題を考える会兵庫主催の講演会に参加しました。
 会場は、神戸元町の兵庫県学校厚生会館で開かれ、立ち見も出て会場に入られない人も出る大盛況で、330人を超える人が参加しました。今、書店に多くの書籍が並んでいる「日本会議」をテーマにした講演です。
 講師は、子どもと教科書全国ネット21事務局長である俵義文さんです。
 「日本会議」は、1997年に結成された組織で、日本会議国会議員懇談会には、衆参両院の約280名が所属しており、安倍晋三首相が特別顧問を務め、多くの閣僚ら政権中枢が役員に名を連ねています。
 講演は、配られたレジメに沿って説明されました。

 1時間ちょっとという短い講演時間でしたが、内容の濃い講演でした。
 特に、安倍首相が国会議員の1期から常に「日本会議」と密接な関係のもとで政治活動を行っていたこと、又、安倍お友達内閣のほとんどのメンバーが「日本会議」と関係を持つ、超ウルトラ極右内閣であることがよく理解出来ました。
 彼らの言動には注視しつつ、彼らの最大の弱点は、大多数の国民の思い、利益には絶対的に反しているという事実に依拠して、改憲を許さない広範な市民運動を発展させる重要性を強く感じた講演会でした。

 最後に、講師である俵義文さんの著書「日本会議の全貌」(花伝社刊)、及び関係者へのインタビューをもとに客観的に護憲の立場で著している青木理さん著「日本会議の正体」(平凡社新書)をおすすめの書として紹介します。
是非読んで下さい。

(Y.H記)

(16.09.22)