「地域・職場・青年革新懇全国交流会 in 兵庫」に参加して


読者の方から投稿がありましたので紹介します。

10月19日(土)第一日全体会、20日(日)第二日分科会 安心して働ける職場と社会を〜「働き方改革」と革新懇運動〜に2日連続して初めて参加しました。

神戸開催は、阪神・淡路大震災の翌年以来の2回目となります。19日の全体会は、過去最高の1860名超が参加して行われました。
革新懇代表世話人の翻訳家池田香代子さんの開会あいさつで始まり、兵庫県革新懇代表世話人岡本毅一さんの歓迎のあいさつと続き、連帯のあいさつとして憲法学者小林節さん、総がかり行動実行委員会共同代表福山真劫さん、首都圏反原発連合ミサオ・レッドウルフさんからありました。

問題提起と報告が全労連議長、全国革新懇代表世話人小田川義和さんからありました。
続いて同志社大学教授 岡野八代さん(残念ながら発熱のため代読)、共産党志位委員長が特別発言しました。

小林節さんは、共産党を含む野党連合政権実現の可能性があること、一方で自民党は憲法改正に向けて準備をしているという警鐘を鳴らしました。

福永真劫さんは、総がかり行動を超える総がかり行動に苦労している。総選挙で政権を担う市民連合をつくるためにより大きなプラットホームを拡げる課題を強調しました。

ミサオ・レッドウルフさんは、350回反原発官邸前抗議集会を継続していること、無関心層にいかに浸透していくかを話されました。

岡野八代さんからはジェンダーの視点から個人の尊厳の為安倍政権を倒さねばと強いメッセージを送りました。

志位委員長は、野党連合政権の話し合いを呼びかけたことを報告、消費税の5%への減税や憲法改悪阻止、ジェンダー平等などあらゆる分野で野党の共同が実現していること、野党が共同で現場 (沖縄辺野古、高浜町関電原発、秋田イージスアショア、愛知トリエンナーレ)に行っていることが国会での共闘を発展させていること、高知県知事選で共産党候補が野党統一候補として闘うこと、一つ一つの選挙で勝利することなどが紹介され、最後に多様性の中での統一 Unity of diversity の立場が大事と強調され、予定の20分を超える熱弁でした。

休憩のあと、全国各地の草の根と各分野からの発言がありました。

まずは、東北3県(秋田、山形、秋田)の革新懇、労連からの発言でした。
いずれも今回の参議院選の1人区で野党統一候補が勝利した県です。
草の根運動の教訓、共闘の質の深化、参院選で出遅れた中での勝利、野党共闘で知事選を初めてたたかったことなど、実感のこもった報告で勇気をもらいました。

高知県からは、今回の参議院選で共産党候補を野党統一候補としてたたかったことで、”共産党候補では勝てない”という壁を破ったこと、その結果、共産党候補が県内の全野党から押されて知事選挙の野党統一候補に擁立されたことなどが語られました。

沖縄からの報告、愛知青年ネットからの報告等、いま焦眉となっている問題にどう取り組んでいるかを、それぞれ活き活きと語っていました。

全大会は、最初から最後まで熱気にあふれ高揚感に包まれ素晴らしかったです。

20日(日)の分科会は、「職場交流会」に参加しました。参加者は定員いっぱいの90名でした。

開会のあいさつは、全国革新懇代表世話人の牧野富夫さんでした。
安倍政権の「働き方改革」は、財界主導の労働力の低位平準化であると批判し職場革新懇の役割を強調しました。

元JMITU中央執行委員長の生熊茂美さんからは、問題提起の発言がありました。
いま、社会が荒れていませんか、@「あおり運転」、ヘイトスピーチ・SNS投稿、 A労働相談のトップに「パワハラ(いじめ)、セクハラ」、多くの職場で「パワハラ」が蔓延 、B分断と競争が渦巻いている日本社会―自分も他人も誰も大切にされていないと問いかけ、職場で何が起こっているか、労働組合と職場革新懇について問題提起をされました。

続いて、職場・現場から兵庫・三菱神戸造船革新懇事務局長の河田康雄さん、神奈川・国公かながわ革新懇事務局長の難波武之助さん、兵庫・全国福祉保育労組兵庫地方本部執行委員の上岡美奈さん、岩手・いわて労連事務局長の中村健さんの4名の方から報告がありました。
各職場革新懇が今どのような活動をしているか、問題点についての報告でした。
人員削減と非正規労働の常態化、低賃金・劣悪な保育職場、そのような職場でどのように政治を語っていくのかの重要性を話されました。

休憩後に自由討論が行われ、発言者全体からは職場革新懇が置かれている職場状況についての発言が多く、組織が減っている現状を反映しているように感じました。そのような中でも、職場は単なる場所かという問題提起に対して、職場革新懇としての役割は、職場・企業・産業で民主的な政策を打ち立て、関係する全ての人たちに拡げていくことだという発言がありました。また、地域革新懇との連携も重要との提起もありました。

分科会に参加した感想としては、労働組合と職場革新懇との関係についてもう少し突っ込んだ討論が出来たらと思いました。代表世話人である牧野富夫さんの怒りを込めた力強い発言に心を揺り動かされました。

有意義な2日間の全国交流会でした。

(Y.H記)


(19.10.29)