神戸工場紹介

 
どこにあるの?

阪神高速神戸線を走ると神戸シンボルの赤いポートタワーが目に入ってきます。
その対岸に位置する神戸港の一角で、何台ものクレーンを有する工場が川崎重工業(株)の神戸工場です。

工場の正門には、時代の変化を象徴するように向かって左側に川崎重工業(株)神戸工場、(株)川崎造船神戸工場、右側にカワサキプラントシステムズ(株)の3社の看板が掲げられています。

工場は、JR神戸駅から南西方向徒歩10分そこそこという立地条件にめぐまれ、多くの労働者の通勤はバス・電車です。

 
なにを作っているの?

川崎重工業(株)神戸工場:舶用ディーゼル機関・産業用タービン・ごみ処理設備・水処理設備など。

(株)川崎造船神戸工場:ばら積み運搬船・潜水艦、及び商船/潜水艦の修理など。
(2002年分社独立)

カワサキプラントシステムズ(株):発電プラント・セメントプラントなど。
(2005年分社独立)

 
川崎重工業(株)の発祥地で、日本で初めて八時間労働制を採用させたところ!

  川崎重工は今から109年前の1896年(明治29年)に当地に設立した(株)川崎造船所が出発点です。

それから23年後の1919年(大正8年)に、川崎造船労働者はかってなかった大規模なストライキで、これまでの十時間制から八時間労働制を日本で初めて勝ち取るといった日本労働運動史上特筆すべき足跡を残しました。

 

働いている人たちは?

この数年、どこの職場も派遣、入業労働者の比率が急速に増えています。また、技術の継承の問題が切実になってきています。

「人が足らない」と駈けずりまわり、製品納期を守るため必死に働いている労働者が多いです。
工場周辺は、立ち飲み・居酒屋が多く、仕事帰りにここで同僚たちとコミュニケーションをはかり、明日への生気をやしなっています。

(05.11.30)