『「反共は戦争前夜の声」 日本共産党演説会の感想』


読者の方から投稿がありましたので紹介します。

2月23日に神戸文化大ホールで1,400人の参加者を前に、日本共産党の志位和夫委員長が行った演説で「戦争か、平和か」が問われる歴史的岐路のもとで日本共産党が果たしている役割を語るとともに、一部の大手メディアによる反共キャンペーンを「日本共産党の躍進で打ち破りましょう」と訴えました。

国政問題では、岸田政権の大軍拡に正面から反対する日本共産党の役割が際立っているとして、「いま大軍拡に正面から対決する日本共産党の存在と活動は、戦前の弾圧下での不屈のたたかいに匹敵する歴史的意義を持つと言ってもいい」と強調。「だからこそ攻撃が激しい」と訴えました。

故蜷川虎三・元京都府知事の「反共は戦争前夜の声」という言葉を引き合いに、「反共の次には戦争がやってくるといのが歴史の教訓です。『戦争前夜』にしてはなりません。平和と民主主義を守るためにも、どうか力を合わせて反共キャンペーンを打ち破りましょう。日本共産党の躍進という回答を突きつけましょう」と訴え、大きな拍手が沸き起こりました。

志位委員長の訴えを聞き、印象に残った点、感想は次の通りです。

反共攻撃に便乗した事実と異なる日本共産党への攻撃

日本共産党の規約を無視した行動で除名された元党員を利用して、一部の大手メディアが「共産党には異論を許さない党」などの事実と異なる攻撃を執拗に行っています。

元党員は異論を持ったから除名されたのではない

日本共産党は、民主的な討論を規約で保証しています。元党員は、一度も規約にもとづく正規のルールに乗って異論をのべることもせず、自ら認めて組織に加わったにもかかわらず、組織の外からいきなり党の綱領や規約に対する事実に反する攻撃を行ったこと、それに対する反省も一切なく悪意ある行動だと判断しての対処だったのです。

党の綱領と規約は日本共産党の組織の存在の核となるものです。それを認めて組織に加わったわけですから、綱領と規約がどうしても自分の意見と異なりいやだと言うなら、党をやめる権利もあったのです。それも自由だったということです。

反戦平和を貫く党

日本共産党は、戦前・戦後、101年にわたり日本の政党で唯一、反戦平和を貫いてきた党です。著書『蟹工船』でも有名な日本共産党員であった小林多喜二は、反戦平和を訴えたために特高警察の拷問で命を落としました。

日本共産党の大先輩たちは、このような激しい弾圧、迫害のもとで、文字通り命がけで反戦平和を貫きました。こうした反戦平和の願いが憲法、9条に結びついているのだなと思いました。

大軍拡の防波堤として奮闘している日本共産党にたいして「日本の政治を救っている」との評価をいただいているなど、日本共産党の果たしている役割は多きものがあります。

小林節さん(慶應義塾大学名誉教授・弁護儀・法学者・政治活動家)が言われた、「メディアは、岸田政権の軍拡政権や敵基地攻撃能力にまともに批判しない。日本共産党を攻撃する前にもっとやることが有るんじゃないでしょうか」は、本当にそのとおりだと思います。

日本共産党の躍進で反戦平和を

戦前に、反戦平和を訴えた日本共産党への弾圧とともに、侵略戦争が始まりました。
再び、日本を新しい戦前にしないためにも日本共産党の躍進が大切と実感しました。

(S.Y 記)


(23.02.27)