「川崎重工業(株)・中国出向エンジニア過労死事件」
2023年3月25日開催の「原告を励ます支援集会」に参加して


読者の方から投稿がありましたので紹介します。

私は約50年前に希望を持って川崎重工業(株)に入社しました。私が働いていた時期は、配転拒否で不当解雇された近藤正博さんが、闘い続けた時期と重なります。闘いの経過を伺いながら、当時を懐かしく思い出していました。

会社との和解協定書は「…基本的人権を尊重し、労働関係法令を尊重して公平な人事施策の継続的実行を約束する。…」と決定しています。川崎重工業(株)は、中国出向エンジニア過労死事件についても、この決定を真摯に受け止め、「安全配慮義務違反」を速やかに認め、原告への誠意ある謝罪を行ない、さらに従業員や関連会社で働く人々を人間として本当に大切にする会社に変貌することを心から願っています。

(T.N 記)

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過労死されたAさんのご遺族「原告を励ます支援集会」に参加してきました。
ご遺族は「夫は会社に命だけでなく尊厳まで奪われた」と。

Aさんの死は労働基準局も認めた労災であるにも拘わらず、不誠実な会社を裁判に訴えたご遺族の勇気に胸を打たれました。

会社は一日も早く、「安全配慮義務違反」を認め、「ご遺族への謝罪」をして下さい。そして、「川重=過労死」という企業イメージを払拭してください。

(OG・葉子 記)

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勇気を出して「原告を励ます会」に行ってきました。
私は、TVのニュースを見て、大変お辛いであろう中、裁判に訴えるという原告の方の無念さ辛さに加え、会社の「全面的に闘う」という対応に耳を疑い、非情さを感じたからです。この問題は、原告の方だけの問題ではなく、過去の問題でもない、今の会社の体質の問題だと思いました。

当日、会場に行くと弁護士の方、国民救援会の方、過労死事件のご家族…と沢山の方がおられ、お話を聞いて胸があつくなりました。特に45年前に川重に不当解雇され27年間もの間、闘かわれ和解に漕ぎつけた近藤さんのお話を聞き、あらためてその内容に驚きました。近藤さんは、その苦難をさらりと笑いも交え話をされていました。

その近藤さんを支えられた16名の方の賃金差別是正も同時期に闘われていました。

今回、このような問題は川重だけではなく、日本で働く多くの労働者の問題であることを強く感じます。働く人の命に勝るものはありません。

安全第一!であるならば、命の軽視は、あってはならない事です❗
会社は、早急に再発防止をし、原告に謝罪する事を望みます!

(復活の亀っち 記)





(23.04.05)