神戸工場門前ビラ {1面} {2面}

2007年9月10日 日本共産党川崎重工神戸支部


−クレーン倒壊による重大災害・再発防止のために−

無災害は労資共通の願い
 −個人への注意喚起だけではダメ−

会社の安全管理要綱にも反する実態

 川崎造船の2007年神戸工場安全衛生管理要綱には、「新規工事、非定型工事に対しては事前検証を行う。また、重大災害となる恐れのある「動力楊重機」に関する既存の作業についても事前検証を行い、その結果に基づいて作業基準を見直し、作業者に教育をする」ことを決めています。なぜ、決めた事も守れなかったのか、この方針がみんなのものになっていたのか、検討が必要です。

建造工程より安全が優先するのは当然

 船台での建造工程が組まれ、この工程が全てに優先されるため、点検・修理・労働者の安全・健康などを軽視する考え方は絶えず出てきます。これを助長する安全管理体制、教育・表彰制度は見直すべきです。危ないと思えば「危ない」と言える職場づくりはとくに重要です。

クレーンなどの専門家による総点検を

 今回の事故につながったベアリングの破損、事故後の点検で判明した車輪のクラックなど、年次点検項目にあるか・ないかに関わらず点検の信頼性を高めるために重要部分は専門家による点検が必要である事が明らかになっています。

技術の継承とともに安全の継承を

  今回のクレーン倒壊事故、同じ8月におきた石播愛知向上の爆発事故(2人死亡)もこれまでの事故の教訓をどう生かしたかが問われています。事故の公開と経験の蓄積と教育が大切です。技術の継承とともに安全への取り組みの継承をもっと真剣に考えなければなりません。

無理のない工程・余裕を持った要員計画を

 今回の事故は灼熱の8月、そして休日に起こりました。その日、クレーン修理だけではなく、現場には多くの労働者が休日出勤をしていました。徹夜勤務も予定されていたと言います。船の建造が近年3ヶ月建造から2.15ヶ月建造へと短縮され、なにかトラブルがあれば労働者への負担が大きくなってきています。いまこそ無理のない工程・余裕を持った要員計画が必要です。

(07.09.10)