職場の声に押され職場体操が4月から就業時間内に実施


会社は、3月初めに、4月1日より職場体操を7:55から8:00に変更すると通知しました。

理由は示されていませんが、これにより職場体操は、8時から開始している神戸工場以外の工場(一部を除き)も就業時間内に実施されることになります。

就業時間前に体操を行っていた工場では、かねて職場から、「(現場では)職場体操は自由参加とは誰も言っていません。5分前の体操は労働基準法違反ではないか」「7:55からやるのであれば時間外手当をつけるべきだ」などの声が上がっていました。
また、私たちが実施した「要求アンケート」への回答にも「時間前に職場体操が義務。他の工場は、始業後とも聞くので、川重グループ全統一して欲しい」(明石工場)という意見が寄せられていました。

2017年の株主総会では、「就業時間前の体操は法令遵守の上で問題では」という株主の質問に対し、会社は「神戸工場以外の状況は、兵庫・明石・播磨・西神戸では始業前の7時55分から体操をしている。始業前の体操については、任意の参加を呼びかけており、強制力のあるものではない。したがって、業務性はないので法違反ではない」と回答していました。
職場からの当たり前の声々が会社を動かしたと言えます。

私たちは、一貫して就業時間前の体操を批判し、「はぐるま」2017年秋季号(NO.233)では、「ラジオ体操は、神経の働きを活性化させ、血液を筋肉や脳にうまく循環させ健康・安全に効果があり、ウツの予防にもなると言われています。会社は、労働者の尊い命と安全をあずかっているわけですから、それだけ大事な体操を、『法違反ではない』『任意の参加』などと言わずに、責任持って労働時間内にすべきです」と提言しました。

会社は、すべての工場で職場体操は就業時間内に実施し、その際、体操の大切さをきちんと説明し、みんなで楽しく笑顔で行えるようにしてもらいたいと思います。
笑顔は、自律神経のバランス調整や脳の活性化でパフォーマンスを向上させ、さらには、免疫力もアップさせると科学が証明しています。
体操と笑顔が合わされば相乗効果は抜群となります。

 

(21.04.13一部修正)(21.03.30)