第1章 命と暮らしを脅かす働き方の拡大「労働法のない世界」の広がり

第1章では、「本来、労働基準法は、最低基準の労働条件を保障するもので、労働組合がなくても、一人しか雇わない超零細事業場でも、どんな労働者であっても適用される法律です」が、何故この法律が守られていないことが多いのでしょうか?について話し合われました。

Aさん:政府が周知徹底していない。労働基準監督署の体制が弱い。労働基準法では契約が違反している場合は、無効になる。大企業は、確信犯。中小企業経営者は労働基準法を知らない人が多い。
Bさん:パート・アルバイトの労働者は、労働基準法には引っかからないと思っている経営者がいる。知る機会がない。
Cさん:組合があっても知らない労働者がいる。組合のない所だったらなおさらだ。
Eさん:ストライキは悪いものと教えられている。
Gさん:電車の中で若者が蟹工船を読む時代になっている。マルクスの呪縛から逃れられない。
Hさん:労働基準法は最低労働条件だ。
Iさん:生きられる最低基準だ。最近、労働者からの告発がある。
Jさん:憲法27条に規定がある。(資料1参照
Dさん:川崎重工にもコンプライアンスや内部統制などがある。
Fさん:誰を守るためのルールかだ。

◎目からウロコその1:労働基準法はパート・アルバイトを含めての最低労働条件!