■2011.12.24
19日のお昼に「北朝鮮の金正日総書記死去」のニュースが流れた時、職場ではどよめきが起きていました。 みんなびっくりしていたのです。 北朝鮮はどうなるのだろうと、なぜか不安な気持ちになってしまいました。 国民の真の姿が分からない国だからこそ、将来のあり方を世界の人々が見守っているのだと思います。この国が、国際社会の責任ある一員としての道を進むことを願います。
■2011.12.11
野田首相は、TPPを積極的に進めることを国民への説明も合意も無いまま、アメリカと勝手に約束しました。TPPに加盟することは、全ての関税や規制を撤廃し、一部の大企業の輸出産業を守るため、日本の農業や産業などを犠牲にするものです。今世界的な食料難が危惧されています。TPPは何が問題なのか、真実を国民の前に明らかにする必要があります。 今大切なことは日本の疲弊した国内経済を活性化するために、「大企業の利潤第一の横暴」を止めさせ、アメリカの言いなりではなく、国民のための政治をすることです。 アメリカの農産物やルールが無条件に日本国内に持ち込まれたら日本の農業をはじめ、国内の生産と経済は大打撃を受けます。 このようなTPP参加を日本国民の誰が希望するでしょうか、 TPPへの加盟は日本亡国への道であり、断固反対です。
■2011.12.05
2011年も残すところ、あと1カ月を切りました。 色々な出来事やみんなの想いが凝縮される今年の漢字は、何になるのでしょか。 あらためて振り返ってみると、激動の一年になっていると感じました。 3月におきた「災」「震」、人が求めているのは「絆」、一番大切な「命」、原発廃止運動の「結」、沖縄県民の「怒」。 一つ一つの問題は、ばらばらのようで根っこはつながっています。 私たちの「国」をよくするのも悪くするのも私たちです。 本当のことを「知」ることで、「力」にしていきたいです。
■2011.11.28
11月17日から20日までの4日間、日本中が爽やかな風に包まれました。国賓として招かれたブータン王国の国王が発した暖かい言葉、腰の低い態度とやさしい眼差し、親しみのある真剣な顔が印象的でした。ブータンは、インドと中国の間に位置し、ヒマラヤ山脈の山あいの国です。九州とほぼ同じ広さの国土に約70万人が暮らし、農業と観光の立憲君主国です。 財政は決して豊かでは有りませんが教育費、医療費は無料だそうです。大の親日国で東北大震災では、直後の3月18日に約8,200万円の義援金を日本赤十字社を通じて寄付しました。国の発展の基準を国民総生産(GDP)ではなく国民総幸福量(GNH)にするなど君主国家でありながら政治は民主的な面も重視しています。多くの人がブータンを身近に感じ魅力を感じられたのではないでしょうか。アメリカと財界の言いなりで、国民の声や思いを無視しを続ける野田民主党政権の「名ばかり民主主義」が情けなくなってきます。
■2011.11.22
11月20日、前日の雨もなんのその快晴のもとで第一回神戸マラソンが開催されました。「みんなでゴールめざそう」「足が重いのは気のせいやでー」とかいいながら、沢山の方が拍手で応援しました。色々な人が、色々な思いで走っている姿や応援する人の笑顔に元気をもらった一日でした。 大会を協賛する川崎重工もボランティアを募集し約100名の方が応募され、交通費も昼食も自腹で8時頃から16時頃までサポートされたそうです。ランナーの皆さん、ボランティアの皆さんお疲れ様でした。
■2011.11.07
「消費税を10%までひきあげる」と、G20首脳会議で、野田首相は、国際公約しました。 10月28日の所信表明でもしていなかった消費税の引き上げをなぜG20首脳会議で公約しなければならなかったのでしょうか。 大震災と福島原発事故による被災者をはじめ、貧困と格差が広がっている日本は、どこの国よりも、経済復興が求められている国です。 環太平洋連携協定(TPP)交渉参加も国民の声を無視した行動です。 国民が求めている政策を実行することが、政治というものではないでしょうか
■2011.10.31
日本の原子炉の導入は、手っ取り早く、海外から買い入れる方針が採られました。 自前の技術は、モノを買ってから身につければ良いという考え方で、家電製品を買い、その解説書を読みながら使うのに似ています。 ドイツは原子炉を導入するときに、まずは軽水炉の研究から始めて自力で原発技術を積み上げてきました。福島第一原発事故を受けて、メルケル首相のリーダーシップで2022年までに17基の原発をすべて閉鎖する選択をしました。 いまだ再稼働にしがみついている日本政府の姿勢と対照的です。
■2011.10.23
朝夕めっきりと肌寒くなり日ごと秋の深まりを感じます。東北地方もこれから寒さが増し厳しい冬を迎えますが、大震災の復旧と復興は遅々として進んでいません。新しい政治を期待した民主党政権は3年目に入りましたが、アメリカと財界の言いなりで国民の苦しみに一向に心を寄せようとしません。不安定雇用は改善されず、所得も年々減少しています。国民の所得を高めて購買力を引き上げるための内需拡大による日本経済の再建は何一つ実行されず、大企業だけが空前の利益を溜め込む異常な状況です。 中東では民主化のうねりが広がっています。また資本主義経済の中心のアメリカで始まった「1%の金持ちが支配する社会のままでいいのか」と貧困・格差を是正しようとする運動も国を越えて広がり、不正を正すたたかいが世界規模で広がっています。 秋の夜長を鳴き通す虫たちに負けないで、いっそう大きな声で民主党政権に国民の声を届け、この異常な日本の政治を変えて若者やお年寄りをはじめ、多くの国民が明日への希望と安心が持てる社会に変えて行きましょう。
■2011.10.10
子育ての中、満面の笑顔で名前を呼びながら、また無防備で絶対的な信頼を寄せて、わが胸に飛び込んでくる子供の衝撃を体に受け、喜びと幸せを感じた方が多いのではないでしょうか。このような子供たちが、将来放射能の影響を受けて障害に苦しむ姿を見たくありません。原発災害から命と暮らしを守るため国は除染と賠償に責任を果たすべきです。 人類が経験したことの無い大規模で長期間にわたる放射能調査と除染が必要とされています。そのため、国民的な英知を総結集し特別の体制をつくることが求められています。 あらゆる分野で原子力災害から被災者の暮らしを守り、支える取り組みを財政的に支援する国の制度をつくるべきです。さらに、原発からすみやかに撤退し「原発ゼロの日本」を目指す政治決断と自然再生可能エネルギーの急速な普及を進めるために皆が声を上げましょう。
■2011.09.24
兵庫県には原発は1つもありません。1960年代初めに揖保川が流れ瀬戸内海に面した風光明媚な御津町(現・たつの市)や家島町(現・姫路市)、南淡町(現・南あわじ市)、香住町(現・香美町)で原発建設の計画が持ち上がりました。 当時、政府、電力会社、マスコミは原発の「安全神話」をふりまき原発推進の嵐の中でした。原発に不安を抱く住民と日本共産党との共同による反対運動が展開され兵庫県内の計画は全て中止となりました。「安全神話」が崩壊した今、脱原発を進めるための国民的結束が求められています。
■2011.09.17
欧州では財源問題が深刻ですが、ドイツの資産家50人のグループがメルケル首相に対し「財政赤字の打開策は、貧困層に不釣り合いに痛手となる歳出削減でなく富裕層への増税だと主張しました」(9/1「しんぶん赤旗」)。 この富豪による『富豪に増税を』の動きは、フランス、イタリアでも起きています。
残念ながら日本の財界・大企業からこのような声は聞こえてきません。さらに、野田内閣は復興財源を大資産家・大企業に適切な負担を求めるのでなく、庶民増税に求めようとしています。 日本共産党は復興財源の一つとして「震災復興国債」を発行し、257兆円という空前の規模に膨れ上がった大企業の内部留保の一部で引き受けることを提案しています。 皆さん、日本でも『富豪に増税を』の声を国民の側から大きくしていこうでありませんか。
■2011.08.29
日常の生活というものが、どれだけ幸せなことなのかと気づきました。 人の幸せとは何だろうかと改めて考えてしまいます。 あの東日本大震災から6か月近く、いまだ避難生活を余儀なくされている様子に腹が立ちます。 あまりにも被害が甚大で、私たちは何から手をつけていいのかわからないけれども、もっともっと知恵を出して、お金も出して、人も出して復興への道を進むことができないのでしょうか。 人が人として生きていけるように、各方面のスピーディーな対応を願わずには居られません。 「がんばろう日本」という掛け声だけではなく、日本の底力を発揮させて、みんなで復興への道を確実に実現しましょう。
■2011.08.27
残暑がぶり返し、日中は暑い日が続いています。この頃には暑気払い(しょきばらい)と称して冷たいビールで乾杯することもよくあります。東北地域ではかき氷を食べたり、そうめんを食べたりするそうです。本来の暑気払いは、漢方などの考え方に基づき、「体を冷やす効果の有るもの」を摂るものであり、冷たいものとは限らないそうです。暑気払いにかこつけて冷たいビール、お酒の飲みすぎにはご用心ください。
■2011.08.15
8月15日は、日本の無謀な侵略戦争により国内外に多くの戦争犠牲者を出した第二次世界大戦(太平洋戦争)が終わったとされる日です。 この日、昭和天皇による終戦の詔勅(いわゆる「玉音放送」)により、日本の降伏が国民に公表されました。 メディアではよく「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」の部分だけが紹介されていますが、全文を要約すると以下のようになります。(カッコ内は筆者注釈)
私は、わが国と世界の現状を考え、事態の収拾を図るために、政府に対し米英中ソ4カ国の共同宣言(ポツダム宣言)を受諾するよう通告した。 米英2国に宣戦布告したのは、日本を守り、東亜の安定であって、他国の主権侵害や領土を奪うことではない。 しかるに、4年間の戦争で我将兵、国民の努力にもかかわらず、戦局は我方に有利にはない。 加えて、敵は残虐な新爆弾(原爆)を使用して無実の人々を殺傷した。 このまま戦争を続ければ、わが民族の滅亡を招き、人類の滅亡を導く。 億兆の国民を抱えた私は、どのようにして天皇の祖先に謝ればいいのか。 これが共同宣言を受け入れた理由である。 わが国と共に、闘ってくれたいくつかの同盟国には申し訳なかった。 さらに戦場や職場で非業の死を遂げた人、ならびにその遺族を思うと、五臓六腑も引き裂かれそうである。 かつ戦傷を負い、家、職を失った人たちの厚生について、天子は心を痛める。 これから日本が受けるであろう苦難は、尋常ではないであろう。 そういう国民の想いを、私は良くわかっている。 しかし私は、時の流れに逆らわず、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、未来へ向かっていきたいと思う。 私は、国体(当時の体制)を護り、忠実で善良な国民の真心を信頼し、人々と共にいる。 感情的な争いや、仲間同士のいがみ合いで道を誤り、世界の信頼を失うことを私は憂う。 国を挙げて団結し、神の国の不滅を信じ、責任は重く道は遠いことを自覚せよ。未来の建設に力を注ぎ、道義と志を忘れず、国体の真髄を発揮し、世界の動きに遅れないことを期すべきである。 国民よ、私の意を汲んで行動せよ。
ここには自らの戦争責任を回避し、天皇の祖先には謝罪しても、国民には謝罪しない姿が現れています。 しかも国民を叱咤激励して、「国体」(当時の天皇中心の体制)を守ることを命じてもいます。 この詔勅は、ポツダム宣言にある「日本軍国主義の解体」には程遠いものでした。
■2011.08.09
今日は長崎に原爆が投下された日です。 長崎では約7万人が犠牲になりました。 今では広く知られた事実ですが、広島ではウランを使った原爆(リトルボーイ)、長崎ではプルトニウムを使った原爆(ファットマン)が投下されました。 実は、原爆用プルトニウムを作るためにアメリカが作ったのが今の原子炉の原型です。原発でウランを燃やすとプルトニウムができるのはそういう原理だからです。アメリカが核拡散をやかましく言うのは、原発を運転したら簡単にプルトニウムが取り出せるからなのです。 原発からの脱却こそが、原爆開発への道を封じる平和への道ではないでしょうか。
■2011.08.06
今日は世界で初めての原爆が広島に投下された日、原爆忌です。 たった一発の爆弾で約14万人が犠牲になりました。 広島では慰霊祭ほか、平和大会などの行事が行われ、66年前に起こった悲劇を思い起こし、二度とこのようなことが起こらないこと、平和への思いを新たにします。 また原爆忌は犠牲者への追悼と共に、核兵器のない平和な世界に向けての行動を今一度呼び起こす日でもあります。 二度とあの悲劇を起こしてはならないのです。
筆者も若い頃に広島、長崎の原爆資料館を訪れたことがありますが、あの展示を見て悲痛な思いになり、外に出たときは思わず頭(こうべ)を垂れました。 あれを見たら誰でも核兵器の持つむごたらしさを感じ、核兵器は人類と共存できないということがよくわかります。
まだ行ったことのない方、特に若い人達はぜひ訪れてほしいと思います。
■2011.08.03
読者の皆様へ 暑中お見舞い申し上げます
東日本大震災・東電福島第一原発事故、また先日新潟・福島地方を襲った大雨により被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。 さて、7/31に事故でいっせい地方選挙から延期されていた、福島市議選の投開票があり日本共産党が初めて得票率で10%を超え、4候補全員が当選し、前回獲得議席を守り抜きました。 この結果は、住民本位の復旧・復興、特に原発ゼロに向けた力強い大きな一歩だと思います。 これから本格的な酷暑、台風シーズンを迎えることになりますが、お互いに励まし、助け合いながらこれからの闘いに大きく歩みを進めていきましょう。
■2011.07.26
今回の震災後に夏の節電対策として国や自治体では、「設定温度28度」を推奨しています。WBGT値(暑さ指数)の28℃は、あまり知られていませんが、「設定温度28
度」は、よく知られています。 節電中の施設や冷房の効いている商業施設などまちまちの対応が見られます。 外出時には扇子や日傘、帽子などに加え、首に巻いて涼しい効果のものやストールで汗とりをしたりして、人それぞれに暑さをしのぐ工夫をしているのが目立ちます。 夏の暑さは、昔の知恵と工夫で無理せず、乗り切っていきましょう。
■2011.07.15
今年の7月15日で、日本共産党は創立89周年を迎えます。 結党いらい私たち日本共産党は、党の存在意義を「そのときどきの国民の苦難の軽減のために奮闘する」ことに求めてきました。 現在の日本で最も重要な問題は、東北大震災からの復旧と復興、そして福島第一原発事故の収束のために、日本国民がそのもてる力を結集していくことです。 一人ひとりの被災者の苦しみに心を寄せた復旧と復興、原子力災害から国民の命と健康を守るエネルギー政策の転換、まさに今日本の政治のあり方が問われています。
■2011.07.13
NHKが7月8日から行った世論調査によれば、原発の今後について、増やすが8%、現状維持が25%、減らすべきが42%、すべて廃止が21%になったと報じています。 つまり過半数の63%が削減または廃止を望んでます。「朝日」でも6月の調査で削減・廃止は合計74%です。 NHKの調査ではまた、菅内閣が原発の運転再開や継続を判断するための新たな基準を作ろうとしていることに対して、「あまり評価しない」と「まったく評価しない」を合わせると68%になっています。 「原発はもうこれ以上いらないと言っているのに、再開の基準を作って何になる」という世論の反映があります。 世論がこれだけはっきりしているのだから、あれこれ理由をつけて原発にしがみつくことはやめるべきです。
■2011.07.09
昔から怖いものには、地震・津波・火事・雷などがありました。 人類は、自然界の脅威を克服したり共生したりしながら、一歩づつ難問を克服しています。 現代の脅威は、原発という人間が造り出した脅威です。 不破さんがBS放送のインタビューで福島第一原発事故の放射能物質の拡散は1%で、これから99%の放射能物質の拡散をどのように抑えることが大切かを強調されていました。 現在の循環冷却と汚染水処理は、その99%の放射能物質を取り出すという新たな脅威の始まりでもあります。 原子炉の冷却は必要です。しかしそれをすることが、放射能物質を拡散させることになるという矛盾でもあります。 場所・時・時代を超える人間が造り出した異質な危険を、人類がどのように克服するか、難問中の難問ですが、「原発ゼロ」という立場に立ってこそ、この難問が解けるというよりも、難問自体の拡大を抑え、脅威の克服への道が開けるのではないでしょうか。 各電力会社の株主総会での脱原発否決という立場からは、この難問を拡大するだけです。 次世代の人類のためにも、原発の脅威を克服しましょう。
■2011.07.06
松本復興相が辞任しました。 ニュースで彼の発言を聞きましたが、自分の耳を疑いました。これが、東日本大震災で被害を受けた人たちを復興させるために国から選ばれた責任ある大臣の言葉かと思いました。殿様が家来に向かって指図しているように「知恵を出さないやつは助けない」「県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと何もしないぞ」など被災地で苦労して努力している人たちに向かって、命令、脅し口調でした。 被災地で何とか早く今の状態から生活再建、復興を望んでいる人たちにとって情けない政治だと思います。これは今の民主党政権や旧自公政権にはその担当能力の無さをさらけ出しているのではないでしょうか。今回の大震災と原発事故はこれまでの日本の政治のあり方の根本が問われています。
■2011.07.03
6月13日イタリア国民投票で原子力発電復活反対が94%を占め、首相が計画を断念しました。復活反対に喜ぶナポリの女性がインタビューで「ごみ問題も解決できない政府に、原発は任せられない」と本質をズバーと痛快に応えていました。 今、政府は定期点検で停止中の原発を「安全宣言」を行って地元自治体に再稼動を要請しています。日本共産党は政府への再稼動撤回申し入れで「福島原発で重大事故がおこり、その収束の見通しもつけられない時点で、原発事故の始末ができていない政府が、どうして他の原発が『安全』などといえるのか、きびしく問われなければならない。」(6/24しんぶん赤旗)と提起しました。 イタリアと同じく国民に背を向ける政府の行動にはきっぱりとNoを突きつけて行きましょう。
■2011.06.26
事故を起こした福島第1原子力発電所で、緊急時の現場拠点として作られていた「免震重要棟」に設置されていた川重製の非常用ガスタービンが事故発生直後から、3月24日の外部電源復旧までの300時間、電力を供給していたことが明らかになったそうです。 全ての電力を喪失した未曾有の事故でしたが、この非常用発電機で免震重要棟だけは最悪の事態を回避することができたのです。 川重で働く私たちにとって仲間が造り出した製品が社会に貢献できたことは誇れることです。これからも地域や社会への貢献を目指し、被災地の復旧・復興にも全力をあげて支援して行きましょう。
■2011.06.22
原子炉立地審査指針を知って驚きました。 一つ目は、原子炉の周囲は、原子炉からある距離の範囲内は、非居住地域であること。 二つ目は、原子炉からある距離の範囲内であって、非居住区域の外側の地帯は、低人口地帯であること。 三つ目は、原子炉敷地は、人口密集地帯からある距離だけ離れていることです。 54基の原発が例外なくこの指針に基づいて建てられています。 しかも、東京電力は東北電力区域内の福島第1、2、新潟柏崎刈羽に、関西電力は北陸電力区域内の福井県にのみ原発を建設しています。 人口密度の低い地域の住民を無視し、大都会周辺にはけっして原発を造らない、人間の命に軽重をつける原発は廃止すべきで、現在止まっている原発はもとより、これから点検に入る原発も順次廃止すべきです。
■2011.06.12
6月9日沖縄は例年より14日も早く梅雨明けしました。 大震災と原発事故の未曾有の深刻な問題を抱えながら菅内閣に対する不信任決議案をめぐるドタバタ劇は、日本のあきれた政治状況を海外にさらけ出しました。今、本当にすべきことは、東北被災地の復旧・復興と原発事故の収束と安心・安全な生活の回復です。 復興財源や社会保障改革と称して消費税増税を真っ先に口にする菅内閣には国民の叫びが聞こえないのでしょうか。 日本共産党が提言している「国民の生活と権利を守るルールある経済社会」、そして「大企業応援から暮らし最優先の経済成長戦略」への転換で日本の政治の梅雨明けを実現しましょう。
■2011.06.05
橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」は2日、「君が代」強制条例案を府議会委員会で採決を強行し、3日の本会議も、まともな審議もなく単独で可決させました。また府議選挙区の9割を1、2人区にする定数削減条例案も「維新」が提案し、一切審議をしないまま4日未明に「維新」の数の力で可決させました。 これに先立って同知事は、後で発言を取り消し謝罪しましたが「鳥取県議会は県議6人で良い」など民主主義を軽んじる過激な発言もしていました。春の統一地方選挙で大躍進した「維新」に投じた一票が禍根を残す事態が起こりつつあります。
■2011.05.29
5月26日、中国・四国・近畿が梅雨入りしたらしいと気象庁の発表がありました。例年より10日以上も早いです。今年は遅かった春に加え、寒の戻りもあり五月晴れを楽しむ間もなく梅雨入りと異例づくめです。季節は一気に夏に向かいますが東北の被災地では夏物衣料などが大変不足しているそうです。季節にも配慮した細やかな支援を継続して行きましょう。
■2011.05.19
メルトダウン(全炉心溶融)が、福島第1原発1号機で判明しました。 それも、津波で冷却機能が失われてから3時間後には燃料棒被覆管の損傷が始まり、15時間後には燃料棒がほとんど溶融して、圧力容器の底に穴が開いてしまったのです。安全神話が崩れるには、あまりにも短か過ぎる時間です。
福島の飯館村、川俣町で初めての計画避難が始まりました。住民の方の無念さ、怒りは計り知れません。
共同通信社の5/14,5/15全国電話調査では、浜岡原発停止を「評価している」と答えた人が66.2%でした。原発推進派の責任を徹底的に追求し、二度と安全神話を復活させないように、避難されている住民の方々の思いを共有して、共に安全、安心な日本を作っていきましょう。
■2011.05.14
5月に入りすでに真夏日が記録されました。5月6日は旧暦「立夏」でした。日本では5月5日と6日頃が「立夏」となります。 不思議なものですが「立夏」からめっきり夏の気配を感じます。旧暦には昼夜の長短を基準にした季節の区分に立春、立夏、立秋、立冬があります。こうした季節にあわせた名前を付けたのは、古来、中国の季節を春夏秋冬の4等分にするために考案された区分手法のひとつ「二十四節気」(にじゅうしせっき)が起源だそうです。この節気に日本では「土用」「八十八夜」「入梅」「半夏生」などの「雑節」と呼ぶ区分も取り入れ日本の旧暦として楽しまれています。 「立夏」は5月21日頃までを言い、この「立夏」の期間を「蛙が鳴き始める頃」、「筍が生えてくる頃」などの季節と表現しています。うまく表現していると思います。季節を自然と絡めて楽しむ、夢があると感じます。
■2011.05.09
5月9日夕、中部電力は浜岡原発の原子炉をすべて停止することを発表しました。 東海地震の震源域のほぼ中央に位置していることから、日本共産党は30年前から一貫して停止を要求してきました。 今回の中部電力の決定は、5月6日夕の菅直人首相の原子炉停止要請に応えたものですが、東日本大震災による東京電力福島第一原発の大事故の教訓から、大いに学んで欲しいと思います。
■2011.04.29
4月29日は「昭和の日」です。古くは昭和2年に制定された「天長節」です。 2月11日の「建国記念日」は「紀元節」、11月3日「文化の日」は「明治節」、11月23日「勤労感謝の日」は「新嘗祭」と、いにしえからの(皇族にまつわる)祝日は、曜日に関係がありません。 しかし昭和以降に制定された祝日、例えば「成人の日」「体育の日」とかは、歴史的意義があるにも関わらず、ハッピーマンデー制度として、「成人の日」は、1月15日から1月第2月曜日になりました。 一部の祝日だけ適用されているハッピーマンデー制度、どうあるべきなのかについてもう一度考え直すことがあってもいいのではないでしょうか。
■2011.04.25
東日本大震災の復旧・復興に必要な財源確保が問題となっています。政府、マスコミは消費税増税もやむなしとの報道を展開しています。本当にそうなのでしょうか。 働く貧困層や非正規雇用の劣悪な労働環境、高齢者医療などの福祉の後退の問題は依然として改善されず多くの国民は生活苦の中で頑張っています。こうした中で多くの国民から暖かい義援金が寄せられています。復旧・復興には10年以上かかると言われています。政党助成金を廃止すれば10年間で3,200億円が被災地支援に回せます。米軍への思いやり予算(2,000億円/年)や復興債への大企業の内部留保(200兆円)の充当、東京湾岸道路(2兆円)などの無駄な大型公共工事の凍結、大企業への優遇税制や株主配当への優遇税制の見直しなど打つ手は沢山あると思います。多くの庶民の貯蓄は税金を払った後の蓄えです。様々な名目で税金を払わないでため込んだ大企業の内部留保とは違います。庶民増税の前に税金の無駄遣いや大企業や大資産家への優遇をまず改めることをやってもらいたいと思います。
■2011.04.16
東日本大震災の被災地への支援が進んでいません。政府が行った避難所の実態調査で震災後1ヶ月経ってもお風呂に1回も入れないでいる避難所が16箇所、いまだに食事がパンとおにぎりだけ、トイレも手作りなどの仮設の避難所が多くある実態が明らかになりました。全国、海外から寄せられた1,000億円を超える義援金も未だ被災者には届いていません。被災地では全てを失いながらも再建へ取り組もうとしています。大企業が貯めこむ内部留保(約200兆円)からの拠出、日本共産党以外の政党がもらう政党助成金(約300億円)なども含めて政府が主導して早く被災者に義援金・見舞金を届け、復興・再建支援を最優先に取り組むべきです。
■2011.04.11
今年も入学シーズンを待っていたかのように一気に桜が開花しました。異常な寒さが続き、なかなかコートが脱げなかったのですが改めて植物の生命力に感心します。 東日本大震災から1ヶ月が経ちますが未だ1万5千人の方が行方不明です。未曾有の原発事故も危機回避の目処が立っていません。厳しい状況の中で被災地では復興に向けた動きも始まりました。政府・行政はもとより全国からの暖かい支援が求められています。 桜前線の北上とともに被災地に明日への元気と希望を皆の力で届けましょう。
■2011.04.01
東日本大震災から3週間、被災地では復旧に向けて懸命に努力していますが、広範囲かつ大規模な災害だったために、思うようにはかどりません。 中でも原発の大事故があった福島県の地元は後片付けすら手がつけられない状態です。放射能に汚染された空気、農産物、水道水など被害は深刻です。 核燃料が溶けるような原発事故を起こした根本的原因は、政府・電力会社が安全性を軽視して原発建設を推進してきたことにあります。 当ホームページでは昨年末、CO2を排出しないとする電力会社の原発推進キャンペーンに対して、「原発は環境にやさしくない」と題して、主に処理方法が行き詰っている核廃棄物の問題を取り上げました。 日本共産党は今回のような津波による冷却水喪失の危険性を、06年の国会での吉井議員による質問や、07年の党福島県委員会・県議団による東京電力への申し入れの中で、具体的に指摘してきました。しかしそれらは虚構の「安全神話」を口実に無視されてしまいました。 しかし現実は使用済核燃料を含め、運転中の原子炉3基が冷却水を失って核燃料が溶けるという、取り返しのつかない事故を起こしました。 事故の重大性を受け、菅首相は3月31日の日本共産党志位委員長との会談で、原発を含めた政府のエネルギー基本計画を白紙に戻して見直すと表明しました。また事故を起こした福島第1原発は6基全部を廃炉にする意向も示しています。 今こそ「安全神話」を捨て、原発・エネルギー政策を見直すべきです。
■2011.03.27
昨年10月以降、政府は、"平成の大開国"という名のもとにTPP(環太平洋連携協定)への参加を表明しています。 経団連会長は「TPPに参加しないと世界の孤児になる」と言っています。 ブルネイ、チリ、ニュージランド、シンガポールの加盟4カ国にベトナム、ペルー、豪州、マレーシア、米国の参加表明5カ国に日本を含めてもわずか10カ国です。 アジアの国はほとんどなく、「環太平洋」は実態とはかけ離れた名前に過ぎません。 10カ国のGDP比率でみてみると、米国が70%、日本が20%、豪州が5%で残りの7カ国が5%です。これは実質、日米の自由貿易協定(FTA)です。 TPP参加は大震災からの再起を含めた日本の農業に壊滅的打撃を与える、まさに「平成の大壊国」です。
■2011.03.19
東北関東大震災から一週間が過ぎました。 被災地の深刻な状況が報道で伝えられています。懸命の捜索が続けられていますが未だに1万人以上の方が行方不明とのことで心が痛みます。 阪神淡路大震災では国内外の多くの方からの心温まる励ましや支援に被災地は大変励まされ、生きる元気をもらいました。 今被災地では電気・水道・食料などあらゆる物資が不足する中で40万人を超える被災された方が寒さに震えながら一刻も早い救援物資を求めておられます。一人でも多くの方が支援の輪に参加してほしいと思います。
■2011.03.13
東日本巨大地震の発生は、金曜日の真昼でした。 関西でも1分間以上の揺れを感じました。 震源地が三陸沖マグニチュード8.8(その後9.0に修正)、宮城県で震度7と知ってびっくりしました。 テレビで大津波による惨状報道をみて、大きな衝撃を受けました。 さらに、福島第一原発で炉心溶融事故が発生してしまいました。 これはあってはならない重大事故です。放射能被曝も起きています。 放射能は目に見えません、政府・東京電力にはしっかりとした対応と共に、国民とりわけ原発周辺住民には、迅速に正確な情報を包み隠さず公表してもらいたいです。
■2011.03.03
5節句: 3月3日は雛祭り、5節句の一つです。 江戸時代5節句は法制化された祝日でした。 1月7日"人日"、3月3日"上巳(ジョウシ)"、5月5日"端午"、7月7日"七夕"、9月9日"重陽(チョウヨウ)"の5節句です。 1月7日を除き、月と日が同じ、それも奇数です、中国では数字が重なるのを目出度い日という考えがあります。 又、上巳の節句から重陽の節句までの期間は農作業の期間と一致します。 江戸時代農村の共同体は、この節句に合わせて休息をとっていました。 季節の移り変わりにメリハリがある日本を大事にしたいと改めて思いました。
■2011.02.26
日本を未曾有の閉塞感が襲っています。経済的困窮が深まる中、民主党は内紛で政権与党としての存在感はどこにもありません。国民感情は失望から怒りに変わっています。今政治がすべきことは国民の暮らしをまもり、所得を増やし、国内の購買力を高めて経済再建に取り組むことです。ぼろ儲けをしている大企業から利益相応の税金を納めさせ、世界で日本だけが行っている米軍への思いやり予算や、必要の無い公共工事をやめ財政再建に取り組むことです。
■2011.02.20
毎年20歳になった若者達を大人社会に歓迎し祝福しています。高齢者の孤立化が社会問題となっていますが、今若者達の中でも「無縁社会化」現象が起きているそうです。背景には就職できないことから大人社会への失望があるようです。今政治に求められているのは国民の誰もが社会的に繋がり、自信と希望、日本国民の誇りを取り戻す暖かい政策の実行です。孤立、孤独死、無縁社会など日本の社会から一掃したいものです。
■2011.02.11
神戸新聞に「若者BOX席」という若者向け読者の投稿欄があります。いつも若者たちの素直な意見に驚かされ元気をもらっています。2月始めの投稿に「休日は家族と過ごしたい」(11歳:小学生)との投稿が載っていました。仕事が忙しい父、自分も塾に行き家族はいつもすれ違い。この正月を家族一緒に過ごし幸せを感じたそうです。仕事優先で休日も出勤する大人たちに、「子供にとって休日だけは家族と一緒に過ごす大切な時間」と訴えています。仕事最優先の今の社会、家族に守られ子供たちの心が安らぐ社会を造る責任が私たち大人にはあると痛感しました。
■2011.02.05
みなさんは今年の豆まきでどんな鬼を追い出しましたか。中東のチュニジアで始まった民主化の流れがエジプト、イエメンに広がっています。20年、30年と長期間続いた独裁政権が民衆から「正義の豆」を投げつけられ崩壊しつつあります。一昨年、日本でも長く続いた自民党政権が退場し、圧倒的な国民の期待を受けて民主党政権が誕生しましたが国民の期待は大きく裏切られた状況です。マニフェストの公約を破り国民の期待に反する政治を進める民主党政権は今や鬼と化しており「正義の豆」を投げつけられても仕方がありません。
■2011.01.29
国税庁の調査によれば、民間で働く人の平均年収がこの12年間で61万円も減少しています。暮らしが一向に良くならないはずです。日本経済は10年以上ほとんど成長が止まった状態と言われています。国民の貧困化は深刻で、大企業だけが利益も内部留保も増やしているありさまです。若者に広がる雇用不安、多くの国民が先の見えない閉塞感に悩まされています。希望ある日本へ転換するには「賃下げ社会」を改め、正社員を増やし、最低賃金を大幅に引き上げ、中小企業を支援し、違法な解雇を規制するなど、国民の所得を増やす以外に道はありません。
■2011.01.22
日米韓の軍事的連携強化を進めたいアメリカの意向を受けて1月10日北沢防衛相は、韓国に出向きました。軍需物資など物品役務相互提供協定の締結に向けた協議で合意しました。さらに軍事的連携を呼びかけましたが、韓国側は慎重な姿勢です。侵略戦争への反省も、対話を基本とする外交努力もしないまま、一方的に竹島領有権を主張する日本政府への韓国国民の不安の表れです。紛争の解決・防止は、対話によるという世界の流れに配慮して当然の反応と言えます。 民主党政権下で動きを早めた日米韓の軍事的な連携強化は「アメリカ言いなり、アメリカの目線」でしか世界を見ようとしない日本外交の異常と言えます。
■2011.01.16
全国で児童福祉施設などへ匿名でプレゼントを贈る『伊達直人』(マンガ「タイガーマスク」の主人公)現象が広がっています。プレゼントに添えられている手紙には「負けないで頑張って欲しい」など暖かい励ましの言葉が書かれているそうです。年金生活の方など決して豊かな生活ではない方からも暖かい善意の輪が広がっています。 民主党政権は子供からお年寄りまで負担を掛ける消費税増税をやめ、この善意の輪を政策面で後押しをして『誰もが元気な日本』にして欲しいです。
■2011.01.10
1月10日は、成人の日です。 成人を祝う儀式は古くから存在していました。男子は、幼名から烏帽子名に改名する元服(烏帽子式)、女子は"裳"という腰から下にまとう衣服を身につける裳着(もぎ)を成人の儀礼としました。 明治以降になると、男子は兵役が義務づけられ徴兵検査を受けることが成人式の意味をもつという暗い過去もありました。 戦後物資も食料も足りない時代で一番乏しいのは「人材」でした。 良い国を作っていくためには、国民自身・若者自身が成長していかなくてはならないと考え、成人の日を祝日としたそうです。 若者が働きたくても、働く場所がなかなか見つからない昨今、もう一度原点にもどって、若い「人材」を大切に育て成長できる世の中を実現したいと改めて思いました。
■2011.01.08
年末年始の通勤電車は、日常の混雑がうそのように、まことに空いていて、心地よかったです。 本来、ゆったりとした空間というものは、こんなものなんだと改めて感じました。31日と元日では、一日しか違わないのに、新年を迎えて心が改まり、すがすがしい気持ちになりました。本当に世界が違って見えるから不思議です。2011年は、ゆとりの心で考えて行動する年にしたいです。
■2011.01.01
♪♪♪ 明けましておめでとうございます。 ♪♪♪
2011年ピョンピョンうさぎ年の幕開けです。今年も職場の様子や声を伝えて行きます。 ご意見やご要望をお寄せいただき皆さんとともに魅力のあるホームページとなるように元気に飛び跳ねて進みます。 本年もご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。 |